「アーシング」または「アースィング」などと一時期話題になったが効果の程はどうであろうか?自動車もバイクも一部を除きバッテリーのマイナス導線にボディを使っている。マイナスアースと言われるものである(うろおぼえ;)。各電装部品のマイナス端子をバッテリーのマイナス端子に直につなげる事で電気的ロスが防げて、効率アップを図ろうというもの。工業高校で電気回路を多少なりとも習った私にはなるほどと、うなずける発想であった。特に古い車体(多くは鉄製)となればボディとその接合部の材質の劣化、変化、腐食は当然進むであろう、そうなれば電気的抵抗値に影響があるだろうと想像するからである点と、バッテリーのマイナス端子と直に接続することで電圧にメリハリでて良いのではないかと考えるからである(分かり辛いかな?)。
アーシングキットと銘打って色々な商品が出回ったが私はこれらにはまるで興味が無かった。見かけはとても格好良かったが1万円以上してとても高価に思えたのである。ほぼ素人である私の個人的考えだが、アース導線は各電装の電力(w)にあわせて太さ材質を使い分け耐熱、耐振動、柔軟性に留意すれば素人工作で十分だろうと考えた。
以下こんな感じだろうと考えた。 ●セルモーター 消費電力不明 ●ヘッドライト hi60W ●ブレーキランプ 約20W ●テールランプ 約10W ●ウインカー 約20W ●点火コイル 消費電力不明
実施した車体はCB750エアラ 使用した資材、 ●家庭用屋内配線用IV線(銅製単芯1.6Φまたは2.0Φ)←ガレージに落ちてた。 ●家庭用コンセントの導線(銅製より線)←ガレージに落ちてた。 ●ヤニ入りはんだ
アーシングを施工した電装(日記2004年9月3日分参照) ●ヘッドライト(電球コネクタ部) ●セルモーターカバーのボルト(この辺がマイナスになっていると思われる) ●ポイントカバーのボルト(この辺がマイナスになっていると思われる) ●シリンダヘッドカバーのボルト(本当はシリンダに付けたかったが適当なボルトが無かった。検討中。) ●点火コイル取り付けボルト(これがマイナスになっていると思われる)
結局、ほとんどはIV線を用いた。ヘッドライトはハンドルの左右の動きについていけるように途中からコンセント用導線を用いた。はんだ付けし確実につなげる。念のため3本線を用いて導通面積を稼ぐ。ウインカーやテールあたりなら1本でも十分かと。
各所必要に応じタイラップなどで適宜留める。走行後は熱損傷等無いか点検する。 伝導率的にはまぁ、かなりオーバースペックだろう。。。。と思われる。
効果を実感しやすい電装と言えばやはりヘッドライトであろう。確かに明るくなった。セルの回りも軽くなった。バッテリーへの負担も減るのではないだろうか?
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